こんにちは、つかなむです。
今日は拍子記号についてお話しします。楽譜には欠かせない拍子記号ですが、実は初めて見ると少し戸惑うこともあるかもしれません。そんな拍子記号について、簡単にわかりやすく説明していきます。
拍子記号ってどんなもの?
楽譜を見たとき、ト音記号の隣に3/4や4/4のような「分数」に見える記号がありますよね?これが拍子記号です。見た目は分数のようですが、実際は音楽のリズムを示しているんです。
例えば、4/4を見て「4割る4は1?」と感じるかもしれませんが、数学の分数とは意味が違います。昔のつかなむも、「なんでこれが1じゃないの?」と思っていました(笑)。
拍子記号の意味
拍子記号には、上の数字と下の数字がそれぞれ意味を持っています。
- 3/4 は「3つの4分音符」という意味です。つまり、1小節が4分音符を基準に3拍で構成される=3拍子。
- 4/4 は「4つの4分音符」です。1小節が4分音符を基準に4拍で構成される=4拍子。
分かりやすいですよね?でも、ちょっとややこしい例もあります。
ややこしい拍子?6/8拍子の話
次に出てくるのが6/8です。6/8は「6つの8分音符」という意味で、一見すると6拍子のように思いますが、実際の演奏では8分音符3つが1つのまとまりとして数えられることが多いです。
つまり、1小節が2拍子のように感じることが多いということです。こうした拍子の違いによって音楽の感じ方が変わるので、初めて見ると少し戸惑うかもしれませんね。
Cって何?「コモン・タイム」と「アッラ・ブレーヴェ」
拍子記号にはCという記号もあります。このCは実は4/4拍子と同じ意味で、「コモン・タイム」と呼ばれます。さらに、縦線の入ったC()も見たことがあるかもしれませんが、これは2/2拍子のことで、「アッラ・ブレーヴェ」または「カット・タイム」と呼ばれます。
なぜCが4/4なのか、不思議に思いませんか?これは、キリスト教の文化的背景が関係しています。円(〇)は「完全」を意味し、三位一体を象徴するため3拍子を示すとされていました。一方、Cはその円が欠けた形として考えられ、4拍子を示すようになったそうです。さらに、縦線が入るとその半分で2/2拍子になるというわけです。
拍子記号が音楽に与える影響
拍子記号は、曲のリズムを決める重要な要素です。拍子記号がどのように曲のリズムを作り出しているかを理解することで、音楽の演奏に深みが増します。
次に楽譜を読むときは、ぜひ拍子記号にも注目してみてくださいね!
それではまた、次回の記事でお会いしましょう!
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