大人になってからチェロをはじめるあなたへ:ゆっくり練習の意味

こんにちは、つかなむです!
チェロを楽しく弾いていますか?

皆さん、速いパッセージを練習するとき、「ゆっくり弾いて練習しましょう」と言われたことはありませんか?
私も最初の頃は、焦って「速いテンポで練習しないと追いつかない!」と思い込んでいました。
でも実際、「ゆっくり弾く練習」って、どうやるのが正解なのでしょうか?


メトロノームを使ってゆっくり弾く方法

多くの方が、「メトロノームを使ってテンポをゆっくりにすればいい」と考えるでしょう。
確かに、音を合わせる練習には有効ですし、少しずつテンポを速くしていく方法は間違いではありません。

でも実は、この方法だけでは「速いパッセージ」が思うように弾けるようにならないことが多いのです。
理由はどこにあるのでしょうか?


ゆっくり弾くときの落とし穴

以下の楽譜をご覧ください。
①が実際の速いパッセージの譜面だとします。


ゆっくり練習する際、多くの方は②のように弾いてしまいがちです。


もちろん、音程や音質を確認する練習としては効果的です。ですが、速いパッセージの練習としては不十分なことが多いのです。

その理由は、弓を必要以上に大きく動かしてしまうからです。
一部の人は「テンポを速くすれば弓幅も自然と短くなる」と考えるかもしれませんが、実際には弓の動きが大きすぎてテンポを上げても弾けない、という状況に陥ることがよくあります。


効果的なゆっくり練習のコツ

では、どうすれば速いパッセージを弾けるようになるのでしょうか?
ポイントは、③のように 音は短く、速いテンポで弾くときのイメージを保つこと です。

メトロノームのテンポはゆっくりでも、弓の幅や使い方、音の強さなどは実際に速いパッセージを弾くときの動きに近づけて練習します。
これにより、速いテンポでも対応できる指と弓の動きを効率よく身につけることができます。


実際に試してみましょう!

この練習方法を取り入れることで、速いパッセージが驚くほどスムーズに弾けるようになるはずです。
焦らず、丁寧に練習を続けてくださいね。

それでは、また次回お会いしましょう!

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