🎻 右手も左手も、無駄に動かさない —— 動きの最適化で音楽はもっと自由になる
こんにちは、つかなむです。
今回は、「右手も左手も、無駄に動かさない」というテーマでお届けします。
楽器を演奏していると、「もっと練習しなきゃ」「もっと指を速く動かさなきゃ」と思いがち。でも実は、その「動かそうとする意識」こそが、音楽の自由さや響きを妨げているかもしれません。
🎯 演奏における「無駄な動き」とは?
演奏中、こんなことはありませんか?
-
音を出すたびに肘が大きく上下している
-
弦移動のたびに指板の上で手が泳いでいる
-
フレーズが終わるたびに手が大きく戻る
一見すると「表現豊かに見える動き」も、実は音には直接関係ないエネルギーのロスかもしれません。
✋ 左手の無駄な動きを減らすには?
左手は、ポジションと指の形が鍵になります。
-
移動距離を最小限に:1ポジション内で済むフレーズは動かずに済ませる
-
構えを安定させる:毎回ポジション確認していると、スピードも響きも不安定に
-
指の準備を早めに:次の音を見越して、次の指を“浮かせておく”と滑らかに繋がる
✨「指は弦のすぐ上を漂っているだけ」くらいの気持ちで。
🤚 右手(弓)の無駄な動きも要注意!
右手は、音の表現に直結するぶん、動きの最適化が重要です。
-
肘を大きく動かさない:弓のコントロールは“肩から”ではなく“前腕と手首”で
-
音の長さに合った弓の量を使う:強い音だからといって全部の弓を使う必要はない
-
弓先と弓元での力加減を一定に:音の粒がそろい、無駄な力も抜けてくる
右手は“主役”というより“名脇役”のように、左手の動きと調和することが大切です。
🚀 無駄がなくなると、何が変わる?
-
音が安定し、響きがクリアになる
-
リズムが正確になる(動きすぎるとテンポがブレやすい)
-
体への負担が減り、長時間の演奏もラクになる
-
音楽に「余白」が生まれ、表現の幅が広がる
無駄をそぎ落とすことで、むしろ豊かさが生まれる——これが音楽の面白さです。
🎵 まとめ:小さな動きが、大きな響きを生む
-
無駄な動きは“癖”になっていることが多いので、自分の動画を見るのもおすすめ
-
左手は「次の音の準備」、右手は「必要な量と速さ」だけで十分
-
動きすぎないことで、音に集中できるようになり、演奏そのものが変わっていきます
あなたの演奏が、より自然で、より音楽的になるヒントになりますように。
コメント