こんにちは、つかなむです
今回は”音楽の表現の本質は「緊張と弛緩」”というテーマでお話しします。面白いことに、お笑いも同じ原理で成り立っているそうです。では、音楽における「緊張と弛緩」とは何か、どのように演奏に活かせるのかを考えてみましょう。
音楽における「緊張と弛緩」とは?
音楽は、期待を生んで高め、そして解放することで感情を動かします。この「期待」と「解放」の流れこそが「緊張と弛緩」です。例えば:
- クレッシェンド(徐々に大きく)は緊張を高めます。
- ディミヌエンド(徐々に小さく)は弛緩を与えます。
- 和音が不協和から協和に解決する瞬間も、強い緊張と心地よい弛緩を感じさせます。
チェロ演奏における「緊張と弛緩」の表現
- ボーイングでの表現:
- ダウンボウは重心を活かして力強さや緊張感を表現。
- アップボウは柔らかさや歌心を生み出し、弛緩を感じさせます。
- ビブラート:
- 深くゆっくりかけると温かく弛緩した響きに。
- 速く浅くかけると緊張感を伴います。
- ポジション移動:
- 左手先行を意識しつつ、フレーズの山場ではダウンボウで移動すると表現が際立ちます。
音楽とお笑いの共通点:緊張と弛緩
お笑いも同じく「緊張と弛緩」で構成されます。
- ボケで期待を外し、
- ツッコミでその緊張を一気に解放する。
音楽では、「予想外の転調」や「意外なフレーズ」がボケ、「テーマへの回帰」や「和声の解決」がツッコミに相当します。どちらも聴き手や観客の心を揺さぶるために、緊張と弛緩を巧みに使っているのです。
表現力を高めるための練習法
- フレーズを歌うように演奏する: 緊張(音をためる)と弛緩(音を流す)を意識して弾いてみましょう。
- メトロノームを使った練習: 一定のテンポ内でも、音の強弱や音質で緊張と弛緩を感じられるようにします。
- フレーズごとの「山」を考える: どこがクライマックスかを意識して、そこに向かって緊張を作り、超えた後はしっかりと弛緩させます。
つかなむのひとこと
音楽はまさに感情の物語です。「緊張と弛緩」を意識することで、より表情豊かで心に響く演奏ができるようになります。お笑いと同じく、聴く人の心を揺さぶる「間」や「流れ」を大切にしましょう。
それではまた!
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